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京の宿日記

京都にある町家と旅館の違いとは?

2022-01-09

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以前よりも新型コロナウィルスの影響が落ち着いてきたこともあり京都にお越し頂ける他県の方が増えてまいりました。

オミクロン株やまた新しい変異種の可能性も考えられる為、引き続き対策は怠りませんがこれは非常に嬉しい事です。

今後も多くのお客様に安心してお越し頂けるよう尽力いたしますので、京都にお越しの際にはぜひnao炬乃座(なおこのざ)の町家へご宿泊頂ければ幸いでございます。

さて最近友人からこんなお話を耳にしました。

「友達が京都の貸し切り旅館みたいな所に泊まりたいって言ってたからnao炬乃座(なおこのざ)の町家を教えといたよー。」っと

とてもありがたい事ですね。

しかしそれと同時にふと疑問に思いました。

「あれ?もしかして旅館と町家一緒になっている?」

確かに旅館も老舗の場合には町家と同じく歴史的価値のある宿泊施設ですし、似たように感じる方もいらっしゃいますよね。

旅館と町家はどちらも素晴らしいのは変わりありませんが、ご宿泊内容やサービス内容はガラッと変わります。

せっかくの京都旅行ですので「旅館と思ったのに!」「町家と思ったのに・・・。」というような求めていたものが違った何てことのないように今回は「京都にある町家と旅館の違いとは?」を題材にした記事とさせて頂きます。

町家と旅館をそれぞれ知っている方には今更な内容ですが、具体的に京都の町家と旅館がどう違うのかというのが曖昧な方にはピッタリの内容ではないでしょうか。

もし次回の京都旅行の際に旅館と町家の選択肢がある方もお役に立て頂けると思いますのでぜひご覧ください。

 
 

旅館とは

旅館とは和を中心とした宿泊施設となり、旅館業法的にはホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業の四種類の旅館営業があります。

しかし主な旅館のイメージは旅館営業の旅館となり、ホテル営業や簡易宿所営業、下宿営業の場合にはホテルの和室やゲストハウスなど少し違った内容となりますのでご注意ください。

(もちろん一例ですので例外もありますし、全てがこれにピッタリと当てはまるわけではありませんのでその点ご了承ください。)

ざっくりと区分するのであれば以下の通りでお考えください。

  • 旅館営業=旅館
  • ホテル営業=ホテル
  • 簡易宿所営業=ゲストハウス
  • 下宿営業=ウィークリーマンションやマンスリーマンション(しかし必須ではない)

※下宿営業の場合1ヶ月以上の宿泊を想定された法律ですが実は他の許可で代用出来たり賃貸契約で代用出来たりするので必須ではないそうです。

このように区分して頂くといいでしょう。

その他にも必要な部屋数や設備など細々として決まりがありますがこの辺りは割愛させて頂きます。

また旅館のサービスとしては接客のプロである女将や仲居さんがついてくれて食事や布団のセットもしてくれるサービスも旅館の魅力ですよね。

まさに至れり尽くせりな日本ならではのおもてなしを受ける事の出来る宿泊サービスが旅館というわけです。

 
 

旅館と町家の大きな違いは

なぜ旅館営業とサービス内容についてお話させて頂いたかと言いますと町家との違いを明確化するためです。

町家の許可は四種類の中で「簡易宿所営業」の許可が必要となり、そもそも旅館ではないという事がお分かりいただけるかと思います。

「えっ?じゃあ町家ってゲストハウスなの?」とお考えになったでしょうが法律的には町家の一棟貸しもゲストハウスも同じカテゴリーとなります。

更に先ほど割愛致しましたが旅館営業には必要な部屋数があるとざっくりとお話させて頂きました。

この必要な部屋数は五部屋以上が原則となっており四部屋以下の施設や、2段ベッドのような階層式寝台がある施設は簡易所営業となるわけです。

つまりゲストハウスも一棟貸しの町家も簡易宿所営業に属する為、同様のカテゴリーとなります。

なのでnao炬乃座(なおこのざ)でも一棟貸し切りとしていますが、部屋割りを行いゲストハウスのように貸すことも可能ですし、逆にゲストハウスも全部屋貸し切りのスタイルも可能なのです。

和のテイストと京都の町家を一棟そのまま貸し切りという事で旅館の方に近いイメージをお持ちの方は多いのですがどちらかと言えばゲストハウスよりだったりします。

更に町家と旅館の違いは「つかず離れずのおもてなし」か「つきっきりのおもてなし」のサービス内容の違いもございます。

何から何までつきっきりで接客してもらえるサービスも最高ですが、nao炬乃座(なおこのざ)の町家の場合はもう少し気兼ねなくおくつろぎ頂けるスタイルです。

お布団は初めから2階にセットさせて頂いておりますし、お食事はお好きなタイミングでご自身で外食なり町家内での自炊によりお取りいただく事ができます。

もちろん仕出し料理を予めご予約頂く事でご希望の自体に配膳する事も可能です。

滞在中やご退室もチェックアウトのお時間までふらりと自由にお客様のタイミングで行って頂けますのでご自身のペースを大事にされる方には町家の一棟貸し切りは大変おすすめです。

 
 

京都の町家をご希望ならnao炬乃座(なおこのざ)におまかせください

町家も旅館もどちらも一長一短ございますが、ご自身の気分や落ち着ける宿泊スタイルをお選び頂ければと思います。

その上である程度放っておいてほしいという距離感やその中でもちょっとしたおもてなしや手伝いがあれば良いという方がいらっしゃいましたらぜひnao炬乃座(なおこのざ)におまかせください。

まるでおばあちゃんの家に帰ってきたかのような気兼ねのないくつろぎ空間と距離感をご堪能頂けます。

もちろん1泊は旅館でもう1泊は町家!というような宿泊スタイルもおすすめです。

次回の京都旅行はホテルや旅館の他にも町家の一棟貸し切りというスタイルをご選択頂ければ幸いでございます。