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京の宿日記

京都で一軒家に宿泊しよう

2020年7月15日

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大宮五条邸寝室

京都の一軒家に宿泊するのには町家がおすすめです。
もちろん今の京都は一軒家の綺麗なゲストハウスや一軒家の貸切のレンタルハウスもあるもののご宿泊先の選択肢としては一軒家の町家がおすすめです。

同じ一軒家でもなぜ町家のご宿泊がおすすめなのでしょうか?

 

町家の宿泊は一軒家や築体80年以上などインパクトのある体験は頭に残りやすい

nao炬乃座
 

理由として宿泊の基準に宿泊と体験が付加価値としてセットになっているものがおすすめだからです。

宿泊の際にただ泊まるのではなく宿泊+何かがあれば旅行の満足度も比較的高くなります。

体験したことは即物的ではありませんが、記憶に残りやすいそうです。

そう考えると歴史的、文化的にも価値のある京都の一軒家の町家を貸切での宿泊というのはあまり経験できない事かと思います。

もちろん高級ホテルなどのご宿泊も宿泊+高級感、高度な接待も素晴らしい体験です。
ただしそれに合わせてご宿泊の料金も高くなります。

また一軒家を貸切ではないのでどうしてもご宿泊する際にコロナが心配である方には懸念される材料にもなってしまいます。
(ホテル様やゲストハウス様ももちろんコロナ対策はしっかりと取っているとは思います。)

高級ホテルは今後のご褒美に取っておいてまずは町家の宿泊+京都の町家の昔ながらの空気感や実際の建造物を体験するのはいかがでしょうか?

京都のおばあちゃんの家に泊まりきたような気兼ねなさと落ち着ける空間、さら筑80年以上の京都の建造物に宿泊できるのは貴重な体験です。

京都の観光で神社仏閣巡りをしたり、人気の観光地を堪能した後も、ゆっくりとくつろぎながらご宿泊いただけます。

まさにたっぷりと贅沢に京都を堪能できる宿泊施設と言えるでしょう。

旅行の思い出も観光地に加えて「宿泊施設は築80年以上の京都の町家一軒家を貸し切った!」というインパクトのあるの思い出も増えます。
楽しい情報と体験談でいつまで経っても盛り上がる話題として頭に残ると思います。

その思い出がnao炬乃座(なおこのざ)であれば大変うれしく思います。

 

京都にある一軒家、町家の特徴とは

別邸梅小路坪庭
 

京都の一軒家、町家の特徴として元々人が住んでいたというのことが最大の特徴です。

過去の歴史的、文化的な一軒家の町家を出来る限り残して宿泊施設にしておりますので、ご宿泊中は当時の空気感や建造物としての建築方法も垣間見えることでしょう。

nao炬乃座(なおこのざ)の別邸梅小路には炊事場(キッチン)があるのですが、そこには2階建てに相当する高い天井がございます。

これは火袋(ひぶくろ)と言って一軒家でも換気扇などがまだなかった時代に、煙や湯気を天井へ逃がすためにあえてそのように作られています。

不用心となりますのでちょっとだけお試しいただきたいのですが、一軒家すべての玄関や窓を全て全開にすると心地良い風が吹いてきます。

これも扇風機やエアコンなどがなかったため空気が通りやすい作りになっており、玄関から窓まで一軒家の中を風が吹き抜ける作りになっております。

それから町家には「坪庭」という小さなお庭がついているのも大きな特徴です。

これは先ほどお話した空気の流れのためでもありますが、光を取り入れる目的がございます。

京都の一軒家は、「鰻(うなぎ)の寝床」という風に呼ばれており
奥まった場所に建てられていたり近隣の一軒家と密接に建造されているので光が入りづらくなっております。

坪庭を作る事で屋根をなくして光を取り入れて自然の明かりで町家の調光を行っているのです。

現代の一軒家と昔の一軒家にはこのようにまた色々と違った特徴と性質があるのです。

京都の一軒家にご宿泊される際にはぜひこういった点にも注目してご覧ください。

 

京都の一軒家、町家の守り神

鍾馗(しょうき)さん
 

沖縄のシーサーのように京都の一軒家、町家の玄関や屋根のあたりには「鍾馗(しょうき)さん」という小さな守り神がいらっしゃいます。

シーサーに比べてあまりメジャーではありませんが昔から京都の一軒家や町家を守ってくださっています。

通常の一軒家ではあまり見られないので京都の少し歴史がありそうな一軒家や町家があれば正面玄関や屋根の方を見てみてください。

鍾馗(しょうき)さんがしっかりとその一軒家を守るために見張っているはずです。

京都にお越しの際にはこうやって鍾馗(しょうき)さんを探すために一軒家を見て回るのも楽しいかもしれません。

もちろんnao炬乃座(なおこのざ)のどの町家にも鍾馗(しょうき)さんは鎮座されているのでご入室前に確認してみてくださいね。

 

京都の町家や京都の文化について

京都街並み
 

よく京都では「排他的」とか「よそ者に冷たい」とかそんなイメージがありますが、そんなことはございません。

確かに地域の結束は強く、多少の警戒心はあるかもしれませんが基本的には気さくで優しい方々が多いです。

試しに「こんにちは」とか軽く挨拶してみてください。
どこから来たの?とか今日も暑いねぇというようにコミュニケーションを取ってくれます。

ただ1つだけお気をつけいただきたいのですが、坪庭の部分でもお話した通り京都では町家に限らず近隣の一軒家と密集した隣り合う形で建造されています。

なので夜中大きな声で話したり、宴会などをしてしまうと神経質な方であれば安眠することできなくなります。

それが原因でトラブルになっており、それが警戒心にも繋がるのかもしれません。

滞在中はもちろん気兼ねなくおくつろぎいただきたいのですが、夜中お話しや晩酌などをされる際には、声のボリュームだけ少し小さめにしていただければ幸いでございます。

nao炬乃座(なおこのざ)では近隣の皆様からのご協力により営業をさせていただいております。
ご宿泊者様にもその点のみご協力を何卒宜しくお願い致します。